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第13回「横光利一俳句大会」入賞作品 |
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特選(一般) 特選(中学生以下)
秀作(一般) 秀作(中学生以下) 佳作
| 賞 名 |
作 品 |
作 者 |
住 所 |
| 特選 横光利一俳句賞 |
少年の利一も越へし雪解川 |
井上友二 |
鈴鹿市(三重) |
| 特選 大分県知事賞 |
大いなる風のてのひら揚雲雀 |
山下奈美 |
静岡市 |
| 特選 宇佐市長賞 |
新涼の朱の大鳥居くぐりけり |
猪原アヤ子 |
大分市 |
| 特選 宇佐市議会議長賞 |
いつわりもいたわりのうち合歓の花 |
野ア麻衣 |
秩父市(埼玉) |
| 特選 宇佐市教育長賞 |
水打ってこころやさしくなりにけり |
中下重美 |
丹波市(兵庫) |
| 特選 大分県北部振興局長賞 |
鎮魂の海へ打ち込む盆太鼓 |
木村一枝 |
大崎市(宮城) |
| 特選 図書館協議会長賞 |
百年の双葉生家の夏座敷 |
安倍日出 |
宇佐市 |
| 特選 豊の国宇佐市塾賞 |
ストローはマジシャンシャボン玉飛ばす |
神谷美枝 |
北九州市 |
| 特選 村上護選者賞 |
然り気なく一期一会の西日かな |
郭 大基 |
慶州市(韓国) |
| 特選 倉田紘文選者賞 |
大きく揺れて桐一葉窓よぎる |
平田香蓮 |
宇佐市 |
| 特選 生誕百年双葉山賞 |
藁葺の横綱生家小鳥来る |
田中ひろこ |
宇佐市 |
| 賞 名 |
作 品 |
作 者 |
住所・学年 |
| 特選 横光利一俳句賞 |
被災地に願いを込めて流れ星 |
鈴木杏菜 |
草津市中3(滋賀) |
| 特選 大分県知事賞 |
ほうせんかいろんな色のパラシュート |
林 遥華 |
宇佐市小5 |
| 特選 宇佐市長賞 |
ばあちゃんの竹の子届く里の味 |
岩ア里沙 |
小川町中1年(埼玉) |
| 特選 宇佐市議会議長賞 |
れんしょうの双葉の手のひらくまのよう |
岡本拓巳 |
宇佐市小3 |
| 特選 宇佐市教育長賞 |
ねこじゃらし風と一緒におどってる |
古川雄登 |
中津市小4 |
| 特選 大分県北部振興局長賞 |
ひぐらしの声にあせって宿題す |
安倍敦哉 |
宇佐市中2 |
| 特選 図書館協議会長賞 |
はっけよいのこったのこったやせ蛙 |
亀井日南子 |
大分市中2 |
| 特選 豊の国宇佐市塾賞 |
しろいせんむかってはしるうんどうかい |
山本隼大 |
伊賀市小1(三重) |
| 特選 村上護選者賞 |
夏空に広がる雲に夢のせて |
清永恵司 |
宇佐市小5 |
| 特選 倉田紘文選者賞 |
ブランコで入どうぐもまでとどくかな |
小松屋銀河 |
宇佐市小2 |
| 特選 生誕百年双葉山賞 |
「よしいけ」とすもう見ながらおじいちゃん |
加来緋奈乃 |
宇佐市小2 |
| 作 品 |
作 者 |
住 所 |
| 新涼の風の二間を吹きぬける |
穴井君子 |
玖珠町 |
| 社より一本の川放生会 |
荒牧素子 |
宇部市(山口) |
| 一山の静けさに耐え滴れり |
磯永喜八郎 |
宇佐市 |
| 暗闇に咲いて消えゆく花火かな |
伊東幸子 |
大分市・高3 |
| 大輪の双葉の里の菊花展 |
大江正人 |
中津市 |
| 図書館のひろき玻璃窓小鳥来る |
大隈草生 |
宇佐市 |
| 秋扇や少し間のある受けこたえ |
大谷昌子 |
京都市 |
| 福耳の利一の画像小鳥来る |
小川輝子 |
飯塚市(福岡) |
| あめんぼのしばし休みて雲に乗る |
小田中準一 |
市川市(千葉) |
| 底紅や隣の少女大人びし |
景山典子 |
練馬区(東京) |
| 帰省子の遠回りする山河かな |
片岡 学 |
別府市 |
| 無人駅えのころ草と電車待つ |
辛島妙子 |
宇佐市 |
| 初日の出三日坊主の誓いかな |
川路武志 |
大山町(鳥取) |
| 手話使ひ埴輪のごとき口涼し |
河野頼人 |
北九州市(福岡) |
| 妻老ひてなほ薀蓄のとろろ汁 |
神田越民 |
サンパウロ(ブラジル) |
| 万屋はまだ黒電話若葉風 |
岸野洋介 |
岡山市 |
| 虫の声消して足音遠ざかる |
木村弘治 |
国東市 |
| 名月を連れて歩いた帰り道 |
隈田恵理奈 |
大分市・高3 |
| 思惑のはずれて蟻のひきかへす |
後藤眞吉 |
渋谷区(東京) |
| 川筋の風に遊びてねこじゃらし |
小林勝子 |
福山市(広島) |
| かまきりの軽々と風踏んでゆく |
近藤七代 |
豊後高田市 |
| 節電の月に癒され恋瀬川 |
斎藤秋声 |
石岡市(茨城) |
| 蜩や遊びに飽きし子の寝息 |
坂口三千代 |
荒尾市(熊本) |
| 木造の無人駅舎や秋日和 |
佐々木 隆 |
大仙市(秋田) |
| 母の日の民話息づく里訛 |
佐藤吟秋 |
音更町(北海道) |
| 茜して百蓮崩れ易きかな |
瀧 春樹 |
中津市 |
| 桜山公園花の中登る |
竹下凌祐 |
諫早市・高3 |
| 一本の日傘のなかの立ち話 |
辻 洋子 |
佐賀市 |
| 休日の簾越しなる青き空 |
辻本直子 |
金沢市 |
| ナビに無い近道を知る盆帰省 |
中野雄介 |
藤井寺市 |
| 冬木立しきりに後ろ振り返り |
奈須俊樹 |
大分市・高2 |
| 村人の心ひとつにおどりの輪 |
成清博文 |
臼杵市 |
| 今年から独りで仰ぐ天の川 |
新里山歩 |
盛岡市 |
| 童心の戻る夕焼小焼かな |
野木俊介 |
臼杵市 |
| 夏草を分けゆく風の果ては海 |
長谷川康子 |
札幌市 |
| 玉すだれ本堂迄の石畳 |
林 周作 |
斑鳩町 |
| 高層の谷間を深く夏の雨 |
原口啓一郎 |
朝霞市 |
| 天空のカンバスに画く虹の橋 |
藤山凡忠 |
福岡市 |
| ぱっちりとまつげの長し合歓の花 |
本郷民男 |
慶州市(韓国) |
| 屋上の空落ちてくる大花火 |
松尾亮佑 |
諫早市・高1 |
| 双葉山甚句流るゝ花の下 |
松本公節 |
宇佐市 |
| 幾度も一から数へ鉦叩 |
三浦澄子 |
松山市 |
| 母の日や夢でも亡母に会いたかり |
三栖ツユコ |
鳴門市 |
| 白秋の歌碑にふえゆく赤とんぼ |
水野幸子 |
岡崎市 |
| 秋の空ぐんと近づく肩車 |
水野真由美 |
横浜市 |
| 手波また添えて流燈離しけり |
村山志水 |
富山市 |
| 夕菅のついと背伸びをして咲けり |
森 京子 |
上富田町(和歌山) |
| ぶらんこの声から先に揺れにけり |
横井空次郎 |
愛西市(愛知) |
| それなりの余生楽しむ百日紅 |
吉田 笑 |
高崎市(群馬) |
| 晩学の一書繙く秋灯火 |
渡辺笑子 |
大分市 |
(小学生)
| 作 品 |
作 者 |
住所・学年 |
| 落花生双子の寝袋かわいいな |
今長愛華 |
宇佐市小6 |
| きりがでてきりのむこうはどんな国 |
今仁真優 |
宇佐市小6 |
| くものいとどこまででるのおしえてよ |
衛藤康祐 |
宇佐市小3 |
| まっ黒な夕立ち雲がせめてくる |
榎本伊吹 |
宇佐市小5 |
| 朝顔のグリーンカーテンきれいだね |
大石 真 |
宇佐市小4 |
| すずむしのなくこえひびくかやのそと |
垣添愛梨 |
宇佐市小2 |
| 夏の空にゅうどうぐものびじゅつかん |
加藤なつき |
宇佐市小3 |
| ぼんおどりゆかたのおびがきつすぎる |
川上晏奈 |
宇佐市小4 |
| あさがおをおしばなするときれいだね |
河野優人 |
宇佐市小1 |
| 紙相もうあせをかきつつがんばった |
佐藤善悠 |
宇佐市小4 |
| ねこじゃらしいえのねこにとつんでくる |
嶌田克徳 |
宇佐市小2 |
| 花ふぶき花のにおいをとどけるよ |
下山勇希 |
宇佐市小5 |
| 弟を泣かせて上がる絵すごろく |
園田裕己 |
宇佐市小3 |
| 晴れの日のお空の味はソーダかな |
田原皓介 |
宇佐市小5 |
| 雨の後空にかかった虹の橋 |
為成温子 |
豊後高田市小6 |
| すいかわりぼうずあたまもならんでる |
通正こころ |
宇佐市小3 |
| 青い空入道雲がすいこまれ |
坪井実紀 |
宇佐市小5 |
| かたつむりゆっくり歩いてお散歩へ |
時枝雄大 |
宇佐市小6 |
| 青空とつばきの赤はよくにあう |
中西付大 |
鳴門市小5(徳島) |
| かえりみちにゅうどうぐもをたべたいな |
日野心乃香 |
宇佐市小1 |
| ひまわりにかってみたいなせいくらべ |
本多洸稀 |
宇佐市小2 |
| 被災地の夜空をてらせゆめ花火 |
前川珠璃 |
宇佐市小4 |
| ユリの花ラッパの音が聞こえそう |
三栖大生 |
鳴門市小6(徳島) |
| にじのはしみんなわたって幸せだ |
森 零侍 |
宇佐市小5 |
| 赤とんぼ空のキャンパス何描く |
山本悠也 |
伊賀市小6(三重) |
(中学生)
| 作 品 |
作 者 |
住所・学年 |
| たくさんのこおりで頭ひやしたい |
安部真人 |
宇佐市中2 |
| せみの声親の小言に負けてない |
荒巻百雲 |
宇佐市中1 |
| 思い出と風に飛んでく麦ぼうし |
井上瑠依子 |
関市中1(岐阜) |
| 秋告げる虫の合唱コンクール |
上野紗椰 |
東根市中1(山形) |
| にがうりの棚にまきつくくもの糸 |
大森涼平 |
宇佐市中1 |
| サイダーやシュワっと記憶去ってゆき |
甲斐雄大 |
宇佐市中2 |
| 見つけたよスイカのつるに小さな実 |
金森ひなた |
宇佐市中1 |
| いたずらに雨を降らせる梅雨の雲 |
小杉哲史 |
小川町中3(埼玉) |
| 蜩の鳴き声聞いて宿題す |
坂本俊寛 |
豊後大野市中2 |
| 日がしずみゆかた着ていく君のとこ |
佐藤寧音 |
宇佐市中1 |
| 八面山厚雲かかると夕立前 |
城理紗子 |
宇佐市中3 |
| さくらんぼすました顔してペアダンス |
末廣恵子 |
宇佐市中3 |
| 夕方にピアノの音色秋の虫 |
谷口詩織 |
宇佐市中2 |
| シャーペンのとれた消しゴム去年今年 |
鄭 茉莉 |
小川町中3(埼玉) |
| 木洩れ日を浴びてゆらすやハンモック |
友田早紀 |
宇佐市中1 |
| 大太鼓初冬の空へ打ちつける |
中山七海 |
小川町中2(埼玉) |
| 夕だちが部活のじゃまをしているよ |
橋本優樹 |
宇佐市中1 |
| 文化祭韓流スターになりきります |
羽田野式部 |
大分市中2 |
| うちわ持ち歩いて進む二王座を |
星野直哉 |
臼杵市中3 |
| マイホーム何時も背負いしかたつむり |
三栖勇輝 |
鳴門市中1(徳島) |
| 夏の海ポニーテールがよく似合う |
村山加穂子 |
草津市中3(滋賀) |
| 焼けた肌白の制服よく映える |
森 秋色 |
臼杵市中3 |
| 合唱だたまに音痴なセミがいる |
矢野愛里 |
宇佐市中2 |
| 朝顔が葉っぱの隙間の空を見る |
横山ひより |
大分市中3 |
| ゆらゆらと赤い着物の金魚かな |
依田清花 |
草津市中3(滋賀) |
| 作 品 |
作 者 |
住所・学校 |
| 次の角曲れば次の法師蝉 |
藍沢博子 |
大分市 |
| かるがもの列に車を止めらるる |
安食彰彦 |
出雲市(島根) |
| 源流の水音清し水の秋 |
麻生典子 |
宇佐市 |
| 掌に包む程の幸福星月夜 |
麻生良子 |
大分市 |
| 鎮もれる青水無月の宮居かな |
阿部寿岳 |
竹田市 |
| 確かなる命のみどり貝割菜 |
安倍まさ子 |
宇佐市 |
| ぬれ縁に傘の花咲く梅雨晴れ間 |
井内斐子 |
石井町(徳島) |
| 間仕切りが払われ子等の夏座敷 |
石川慎三 |
函館市(北海道) |
| 幼子の土筆摘む手もつくしかな |
石川 昇 |
世田谷区(東京) |
| 魂の緒の声とばかりに蝉時雨 |
石田幸栄 |
秋田市 |
| 囀に狛犬の四肢力みたる |
磯部とし乃 |
岡山市 |
| 春の虹老ひては子にも従はず |
市嶋 絢 |
宇治市(京都) |
| 乾杯はいつもの仲間紫蘇ジュース |
伊藤和子 |
豊後高田市 |
| セシウムの風ひなげしを揺らしてる |
伊東伸也 |
須賀川市(福島) |
| 得意満面電線の燕の子 |
稲守ゆきほ |
池田市(大阪) |
| 金髪を三つ編みにして紙漉女 |
井上久次郎 |
富山市 |
| 菊花展双葉の里に絢爛と |
今石百平 |
宇佐市 |
| 夏雲や永遠のものみな美しき |
今岡緋沙 |
竹富町(沖縄) |
| 一本のひまわりと海を見ている |
内田よしひこ |
高知市 |
| 無双とは双葉関なり初かつを |
梅沢邦夫 |
深谷市(埼玉) |
| マドンナに献上したき桜餅 |
江口來童 |
横浜市(神奈川) |
| 新涼の風にわが身をあずけたし |
遠入みつ子 |
中津市 |
| 雨蛙和尚の法話聴いてをり |
大塚雅彦 |
行田市(埼玉) |
| 花種を蒔けばふくらむ庭の土 |
大橋幸子 |
釧路市(北海道) |
| 静けさは何よりのもの秋に入る |
岡村千代子 |
山口市 |
| 喜んで重ねた花火小さき手 |
岡本弘美 |
宇佐市 |
| 雨こぼすことを忘れて炎天下 |
岡本美恵子 |
上富田町(和歌山) |
| 滝行の一挙一動見守りぬ |
奥野律子 |
宇佐市 |
| 灯ともして遠く見てゐる窓の秋 |
押谷 隆 |
別府市 |
| 老いてゆく母に連れ添う冬の影 |
小田和子 |
明石市(兵庫) |
| 一人にはひとりの暮し吾亦紅 |
小田祥子 |
津久見市 |
| 世を洗ひ流して処暑の雨ひと日 |
甲斐英俊 |
糸島市(福岡) |
| いまさらに不孝詫びつつ墓洗ふ |
貝田ひでを |
八代市(熊本) |
| 産土の観音堂を恵方とす |
加来富子 |
宇佐市 |
| 秋時雨妻には別の道がある |
笠川雄司 |
大津市(滋賀) |
| 福耳にはさむ鉛筆松手入 |
加藤久子 |
東海市(愛知) |
| 風船に私の想いこめました |
加藤由奈 |
大分市(高1) |
| ひぐらしの鳴いてひと日の静まりぬ |
門濱育江 |
佐世保市(長崎) |
| 万華鏡覗いたように大花火 |
紙崎照明 |
宇和島市(愛媛) |
| 噴水のたまに疲れを見せにけり |
紙田幻草 |
みやま市(福岡) |
| 倒木に空をもらって曼珠沙華 |
神馬せつを |
金沢市(石川) |
| 天高し仁王立ちたる双葉山 |
神谷敏彦 |
東海市(愛知) |
| 追いかける子らの上ゆく秋あかね |
川江純子 |
宇佐市 |
| 曼珠沙華墓前で独りレクイエム |
川崎 徹 |
観音寺市(香川) |
| コスモスの風は確かにやさしくて |
神戸薫花 |
下呂市(岐阜) |
| 渓谷の水音すがし竹の春 |
岸 尚道 |
岡山市 |
| 双葉山晩夏揺るがす四股の音 |
岸野孝彦 |
神戸市(兵庫) |
| 土俵入り綱の貫禄きはまれり |
吉川弘子 |
川崎市(神奈川) |
| 遠花火幕引くごとく列車過ぐ |
木村良昭 |
堺市(大阪) |
| 半眼の双葉山像天高し |
清瀬善三 |
宇佐市 |
| 観音に千手のなごり青葉光 |
清田韶子 |
豊前市(福岡) |
| 穂薄も吾も夕日の中にあり |
九里成夫 |
栗東市(滋賀) |
| 蝉時雨しこ踏むがごと稚児の立つ |
小池陽慈 |
大田区(東京) |
| ふる里の水をゆたかに赤とんぼ |
古賀宣道 |
別府市 |
| 筆談の母とのノート桐一葉 |
五嶋吉人 |
金沢市(石川) |
| 秋遍路少女の脚絆真白なる |
小谷正和 |
松山市(愛媛) |
| 夏空へデジアンテナの向き変える |
小林寒烏 |
飯綱町(長野) |
| 田の水をあやすごとくや牛蛙 |
小原信之 |
宇佐市 |
| 美しき風の街並赤とんぼ |
小松芳子 |
大分市 |
| ワンテンポ遅れて笑う秋の夜 |
近藤和子 |
藤井寺市(大阪) |
| くず咲くやダムに沈みし村の山 |
近藤寿昭 |
可児市(岐阜) |
| 帰省して大風呂敷を広げけり |
斉藤浩美 |
東海市(愛知) |
| 道の辺の地蔵に添ひて野菊かな |
酒井猪一郎 |
宇佐市 |
| 水打てば風も加はる長話 |
佐藤佳津 |
津久見市 |
| 飛行雲空にひとすじ残暑かな |
佐藤邦夫 |
岡山市 |
| 水に生れ水を出でずよかいつぶり |
佐藤継穂 |
名古屋市(愛知) |
| 秋灯下旅愁機械の文庫本 |
佐藤豊子 |
大分市 |
| 冬薔薇未完に終わる恋ひとつ |
品川光子 |
基山町(佐賀) |
| 仕舞風呂寒九の水で肌締める |
篠原和子 |
岡山市 |
| たんたんと玄関に雪払ひけり |
渋谷史恵 |
多賀城市(宮城) |
| 一筋の光りの先に紅葉照る |
白川 葎 |
仙台市(宮城) |
| ベランダで月と一緒に夜を過ごす |
杉原あや菜 |
防府市(高2) |
| 勝ち名乗り受けてにっこり草相撲 |
鈴木蝶次 |
大河原町(宮城) |
| 病室の小さなテレビ春の暮 |
涼野海音 |
高松市(香川) |
| 温め酒とどのつまりは死後のこと |
関川栄子 |
階上町(青森) |
| 里言葉飾ることなく山車を曳く |
田内美良子 |
いなべ市(三重) |
| とらのをの尾を重くする雫かな |
梨一重 |
宇佐市 |
| 神霊の双葉の四股名汗の跡 |
高梨忠美 |
高畠町(山形) |
| 大津波無かりし如く夜光虫 |
高橋秋郊 |
紫波町(岩手) |
| 新涼や手桶に注ぐ水の音 |
高橋 毅 |
豊田市(愛知) |
| 泣き虫の子供力士や山笑う |
竹澤 聡 |
横浜市(神奈川) |
| 夏草の中に利一のモニュメント |
立石ノブ子 |
宇佐市 |
| 囀りや昔も今も女学生 |
田中勝代 |
富士市(静岡) |
| 利一の忌海に消へゆく夕日かな |
田中英俊 |
宇佐市 |
| 連綿と残す俳風利一の忌 |
田中弘子 |
宇佐市 |
| 岩佛の耳朶を揺らして蝉時雨 |
為成央子 |
豊後高田市 |
| 生誕を祝ふ双葉の里の秋 |
田紀子 |
宇佐市 |
| 露天風呂先客紅葉二三枚 |
出口セツ子 |
箕面市(大阪) |
| 流れ星数え数えて夢現 |
鳥野 友 |
市原市(千葉) |
| 夏場所や婦人正装して正座 |
中江三青 |
鳥取市 |
| 字名の残るバス停秋桜 |
中根剛誠 |
別府市 |
| 神輿舁く男ざかりの顔揃ふ |
長野志稀子 |
宇佐市 |
| 蜩のあまりに寂し過疎の村 |
長野芳成 |
枚方市(大阪) |
| 背戸風を集めて涼し蔵めぐり |
永松悦子 |
宇佐市 |
| 長き夜やお国言葉の長電話 |
仲村輝夫 |
福岡市 |
| さながらの夢を追いゐて明易し |
成原登代子 |
別府市 |
| 弘法の教へ涼しく高野槙 |
西野さち子 |
福岡市 |
| 初富士の如き人とは双葉山 |
西山美沙子 |
京都市 |
| 瀬の石に仏のお顔涼新た |
西山由子 |
前橋市(群馬) |
| 陶器市秋を彩る大絵皿 |
根岸研一 |
相模原市(神奈川) |
| 月下美人一夜限りと咲き誇る |
野口陽子 |
富士見市(埼玉) |
| 山萩の四方にしだれて咲きにけり |
野原すみ子 |
南砺市(富山) |
| 金秋の連勝街道双葉山 |
橋本紅洞 |
大分市 |
| 百歳の母も小粋にカルタ会 |
花本正昭 |
浜田市(島根) |
| 草相撲小学生の悔し泣き |
林 雅則 |
我孫子市(千葉) |
| マロニエや利一の夢も未完なり |
板東良枝 |
三木市(兵庫) |
| 青柿や母の忌日の近づきし |
東 恭生 |
臼杵市 |
| 見るうちに蜘蛛の巣城の出来上る |
東ときの |
日田市 |
| 花楝郷土の誇る双葉山 |
樋口通子 |
宇佐市 |
| 初場所や髷の乱るる勝力士 |
樋口 緑 |
多治見市(岐阜) |
| 夏帽子滑走路跡案内す |
平田蒲公英 |
宇佐市 |
| 百日草咲きて一日づつ生きる |
平田八重子 |
福山市(広島) |
| コスモスの波押し寄する山の宿 |
福岡園子 |
三豊市(香川) |
| 子は母を母は子を見て昼寝かな |
福士謙二 |
黒石市(青森) |
| まほろばの双葉山像秋高し |
藤垣とみ江 |
宇佐市 |
| 葉桜とあなたと並ぶ帰り道 |
藤原志央里 |
大分市(高1) |
| 蕎麦の花昭和の町の赤ポスト |
古川みつよ |
津久見市 |
| 一滴の雨に角出す蝸牛 |
古屋清仁 |
甲州市(山梨) |
| 利一ゆかりの城址より秋の声 |
豊東美智子 |
大分市 |
| 一歩ずつ前に進んだ夏休み |
松尾夏希 |
大分市(高2) |
| 連勝の双葉山めく雲の峰 |
松下弘美 |
神戸市(兵庫) |
| ひと休み木かげで涼むカブトムシ |
松永悠哉 |
大分市(高1) |
| 弾む声卒寿の母のお接待 |
松原幹夫 |
由布市 |
| 語部の止りし記憶原爆忌 |
松村勝美 |
由布市 |
| 銀河濃し数ふ連星六十九 |
松本長夢 |
三鷹市(東京) |
| 湿原の広きを翔びし秋の蝶 |
松吉良信 |
大牟田市(福岡) |
| 嘉風の初日白星名古屋場所 |
三浦恒子 |
豊後大野市 |
| 雪載せて銀河鉄道始発駅 |
水上義昭 |
長野市 |
| 流灯の寄り添いながら流れけり |
水口 流 |
諫早市(高1) |
| もたれたる樹に逝く夏のほてりかな |
宮口京華 |
神戸市(兵庫) |
| それぞれの歩み雄々しい寒椿 |
宮田依子 |
世田谷区(東京) |
| むらさきの一と日終りぬ花菖蒲 |
宮野しゆん |
長門市(山口) |
| 行き先はあの星の駅天の川 |
宮軒瑛子 |
京都市 |
| 教会の白き十字架小鳥来る |
村上君代 |
大分市 |
| 老齢の先見えて来る夏の川 |
村野鶴諒子 |
富士宮市(静岡) |
| 料峭の水なき橋を渡りけり |
森 靖子 |
宇治市(京都府) |
| 双葉山真似て四股踏む宮相撲 |
安原勝則 |
尼崎市(兵庫) |
| 紅葉散る里の苫屋に影一つ |
山縣敏夫 |
岩国市(山口) |
| 枯木立一番星の光り出す |
山形 太 |
鹿嶋市(茨城) |
| 老兵のことば少なき敗戦忌 |
山下しのぶ |
南砺市(富山) |
| 夕風に赤く染まりて赤とんぼ |
山田 天 |
大阪市 |
| 少年を攫ってゆけり鬼やんま |
横山美恵子 |
筑紫野市(福岡) |
| 蜻蛉の池に真向かふ文机 |
吉田みゆき |
宇治市(京都) |
| 辛抱は母の言霊白椿 |
吉武千束 |
中津市 |
| 秋時雨霊場厨子の昼灯し |
吉原美津子 |
豊後高田市 |
| 秋風が本のページを捲り去る |
善本智有 |
防府市(高2) |
| 秋空へ相撲甚句の溶けゆけり |
米澤寛信 |
さいたま市 |
| 水仙に願いを託す一歩かな |
米持知子 |
宇佐市 |
| 秋声に威厳もどりし庭の石 |
渡邉いづみ |
国東市 |
| 紅椿載せて小さき祠かな |
渡部秀美 |
宮崎市 |
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